好きなものとか

ひとつだけ好きと決められない今日を「器用貧乏」言い訳にして

期待しなければ傷つかないとはわかっていても

何にも期待しない人生なんて味気ないじゃない。
 
何がって、パンケーキが食べたかっただけの話なんですけどね。
ちょっと時間つぶしに喫茶店に入ろうと思って、店頭の立て看板に美味しそうなパンケーキのポスターが貼ってあったからいいなと思って入ったのに、いざ注文しようとしたら「本日はパンケーキは品切れで…」と言われたのが思いの外ショックでした。
すごいパンケーキの気分だったのに。あんなに宣伝しておいてそりゃないぜ。

 

「夢見なきゃ傷つくこともない」
人生、何にしても期待しないことが一番傷つかないよね。
仕方なく頼んだベーグルは予想以上に美味しくて、でもそれはパンケーキの反省から防衛本能が働いて相当ハードルを下げていたせいじゃないかと思うと、素直に喜べもしない日でした。
 
ところで、たまたま両隣の席に二人連れが座っていて、そのどちらともが、それぞれ別のことをしながらも何とも穏やかな時間が流れていて、羨ましく思ったのでした。
右側のふたりは別々に本を読んでいながらも、時折ぽつりぽつりと言葉を交わしていて、左側のふたりは何か書き物をしている女性と携帯を見ている男性が、ひとつのお皿のケーキを思い出したように一口ずつ食べては、またそれぞれの作業に戻っていく。
そんな関係に憧れるなぁと、ひとりベーグルを噛みしめた夕暮れ時。

今日はちょっと寂しい気分。