アラサー女だけどライターになりたい

言うだけならタダだよね(読書・アイドル・その他なんでも)

第1回 麻薬みたいなライティング講座に通ってみた話

ライターになりたいと思った私がまず最初にしたことは、ライティング講座に通うことです。
正確には、このライティング講座を見つけたと同時くらいに、ライターになりたいと明確に意識したと言えるかもしれません。

 

第0回でも書いた通り、私のライターになりたいという考えはかなり漠然としたものです。
全く計画性も何もあったもんじゃない。とりあえず目についたものに飛びつくという、どうしようもない焦りっぷり。
そんなことをする暇があったら、とにかく書け!と今なら言えるのですが、当時は自分なりに必死だったと思います。


隔週で全8回、4か月に渡って実施された講座は、月々1万円。
ライティング講座にしては破格の値段だと思いますが、薄給の身としてはなかなかの痛手でした。


しかし、私はこの講座を中退しています。
実際に講義を受けたのは3回だけ。
決して講座の内容がつまらなかったわけではありません。
ためになる内容だと思いましたし、講義の内容を使ってバズを起こしている方々がたくさんいるのも事実です。
今思えば、少し勿体なかったかなという気もします。
それでも、私はそれ以上その講座を受けることはできませんでした。
あれは麻薬みたいなものだったと思います。


この講座では、毎週1回の提出日があり、主催者がオッケーを出すと、それを主催者のメディアに載せてもらえるという制度がありました。
受講生全員が載せてもらえるというわけではありません。だいたい提出者の半分くらいが掲載されていたかと思います。
私も受講開始から4回の提出を行い、そのうち3回は掲載してもらいました。
そして、3回目に掲載をしてもらったときに、もうこの講座には通わない方がいいと思いました。

 

講座を受けている間、毎週1回の提出に合わせて、バズるためのエモい記事を書くことだけをひたすら考えていました。
自分の経験を切り貼りし、共感を呼べる見せ方を考える。どこを拡大してどこを装飾するのか……。
気が付けば、できあがっているのは「創作」の話です。
それでも、メディアに載せてもらい、PV数が出れば、満足感に浸ることができます。
そしてまた次の提出日に向けて、物語を練るのです。

 

今週も掲載されましたよ、という3回目の連絡が来て、ひとりでニマニマとパソコン画面を眺めていたときに、ふと思いました。
これは一体誰の話だろう。
気が付けば、私の実際の経験も、感情も、どこにもない記事が出来上がっていました。
よくあるwebコンテンツの文体。エモさを狙った言葉の並べ方。
え、これめちゃくちゃ恥ずかしいオナニー記事だ……。
もう顔から火が出るほど恥ずかしい。
こんなのをドヤ顔で送って読んでもらっていたのか。今すぐ消してほしい。
というかこんな記事書いた時点で却下してよ…なんで載せてるんだよ……。
もはや逆切れでしかない言葉がグルグルとめぐり、結局二度とその講座に顔を出すことはありませんでした。
講座どころか、その界隈に近づくのも怖い。開かずのFacebookのアカウントが出来てしまいました。


あまり詳しく書くと、どこの話だか特定されてしまいそうなので、この辺にしておきます。
(すでにここまでの話で、分かる人には分かってしまうかもしれませんが……)
名義は違いますが、いまだにこの記事、あがってるんですよね。
軽率なことはするもんじゃないですね。
そんなこと言っても、結局この記事だって、自己満足であることに変わりはないのですが。


次回は、軽率なことはするもんじゃないと反省したはずなのに、軽率にインターンライターに応募してみた話を書きます。